buraricfo’s diary

フリーランスでCFOの仕事をしています。主な仕事はベンチャーの資金調達。数字やおカネに囲まれたドライな日常から離れるために行っている「まち歩き」をつらつらとしたためています。

往復8kmの山道を歩いて

昨日越生町の4kmの山道を歩いていた時のこと。なぜか場所によって案内板の表示が違っていて「目的地まで2.5km」と出ていたかと思うと、かなり歩いた先で今度は「目的地まで3.2km」と出る。

 

初めて行った場所ということもあり「道を間違えたのかも」という気持ちが何度も頭の中をよぎり、行きはへとへと、時間もかかった。

 

ところが帰りはあっという間。「もうこんなところまで帰ってきた」と寄り道までする始末。

 

 

でもふと、これって生き方やビジネスも同じだと思ったんだな。

 

 

先の見えない道を進むことは恐い。

 

「本当にこの道でいいのか」

「今のやり方は間違っているんじゃないか」「いつになったら辿り着けるのか」

 

などの迷いが襲って来る。で、ついつい立ち止まったり、違う方向に進路を変えたりする。

 

 

その間のストレスも半端ない。ともすれば、他人と比較して「自分は意味のないことばかりしている」など、外面では虚勢を張っていても、一人になれば抜け出し難い悪循環に陥ったりする。

 

 

でもいったん「この道でいいんだ」と気付くと状況は変わる。今までストレスだったことが気にならなくなる。すいすい歩けるようになる。歩く道のりは全く同じなのに変な話だよね。

 

 

たぶん前者の状況を「不安」、後者を「自信」と呼ぶのだと思う。自信、つまり自分を信じることができれば、いばらのように見えてる道が陸上のトラックのように見える。「さあ、走れ!」みたいな。

 

 

そして自信を掴むためには、結局「もがく」しかない。最初から近道なんてありゃしない。不安になったり、迷ったり、すべったり、転んだりしていると、ある日突然ふっと降りて来る。

だから「先が見えなくて苦しい」というのは前に進んでいる証拠。道が見えるまでのStep2にいるということ。

 

 

往復8kmの山道を歩いた筋肉痛に苦しみながら、そんなことを思う。ああ、脚が痛い…

 

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